ヒュッゲと椅子②フィン・ユール(デンマーク1912-1989)

写真出典:ハウス オブ フィンユールより引用

北欧の人たちが椅子にこだわるのは、
座り心地の良いお気に入りの一脚が
ヒュッゲな時間を作ると知っているから。
座っただけで素に戻ることができ、ほっとくつろげます。
そして本を読んだり、会話を楽しんだり。
何もしないでボーッと過ごすのもここ。

そんな自分の一脚を求める人に
絶大な人気を誇るのがフィン・ユール。
独特の造形と美しさで
数々の名作椅子を生み出した北欧家具の巨匠です。
斬新すぎるデザインは、当初異端児扱いを受けましたが、
ほどなくデンマークデザインの代名詞になりました。

フィン・ユールの独自性は、
家具職人でなかったからと言われます。
当時デンマークでは、デザイナーである前に
家具職人の資格を持つことが一般的でした。
フィン・ユールは資格をとらず、
製作は信頼できる職人(ニールス・ヴォッダーなど)に任せたため、
芸術家のように自由な発想でデザインできたのです。
その芸術性の高さから「家具の彫刻家」とも呼ばれています。

代表作の「イージーチェアNo.45」は、
“世界で最も美しい肘をもつ椅子”と
世界中で賞賛されています。

写真出典:ハウス オブ フィンユールより引用

翼が包み込んでくれる「ペリカンチェア」。
なんとも愛らしく私の憧れの一脚です。

写真出典:ハウス オブ フィンユールより引用

歴史的名作と言われる「チーフティンチェア」。
堂々として威厳があります。

写真出典:ハウス オブ フィンユールより引用

フィン・ユールの椅子には、
何かしら心揺さぶられるものがあります。
どこか有機体のようで、
暖かく親密に見えるからかもしれません。

先般、名作椅子を集めた織田コレクションを所蔵する
東川町のせんとぴゅあIIに、
フィン・ユールの「ジャパニーズチェア」が
展示されていました。
ご自由にお座りくださいとあるので、
ドキドキしながら腰掛けるとしっくり体に馴染みます。
もう永遠に座っていたい、
と思ったのは大袈裟ではありません。

定期的に入れ替わる名作椅子。自由に座れます!



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